ローリング療法とは

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ローリング療法とは「コリ」をほぐし血液循環を正常化させ、神経過敏を取り除く「純国産」の治療

「結局、ローリング療法って何なの??」

これが一般的なローリング療法の説明を受けた後に残る気持ちです。

ローリング療法を理解する上で最も大切な「擽感(りゃっかん)」「硬結(こうけつ)」「うっ血(うっけつ)」といった概念は誰もが初めて耳にする言葉のはずです。ですのですんなりと理解ができる方がおかしいのです。そこで、もっと誰にでも理解のできる「言葉」に噛み砕いて説明をする必要があります。

はじめにローリング療法について解説をする前に、身体に何かしらの不調が起こる一連の流れについて、簡単に解説をします。

  • 日常生活の中で感じる「ストレス」「歪んだ姿勢」「不規則な生活」等が体を徐々に歪めていきます。
  • 歪んだ姿勢は特定部位の筋肉への過負荷と繋がり、最終的には「コリ(筋肉の収縮)」が生まれます。
  • 「コリ(筋肉の収縮)」はそこを走る「血管」を圧迫し、血流を堰き止めてしまいます。
  • 血流が堰き止められた部位には血液が流れずに、溜まってしまいます。
  • その結果、筋肉には十分な栄養が送られず、新鮮な血液が流れてこず、身体の悲鳴が「症状」となって表出します。
  • その中でも代表的な症状として皮膚表面に現れるのが「神経過敏」です。(ローリングすると出てくる『くすぐったさ/痛さ』

これがローリング療法における人の身体に起きる「不調のメカニズム」についての簡単な概論です。

そして、ローリング療法は上記の状態にある体に働きかける治療法だとお考え下さい。


  • 身体にローリングを行い「くすぐったい/痛い」といった神経の異常反応を元にして「堰き止められている場所」「コリの生じている場所」を突き止めます。
  • 血液を堰き止めている部位を「壊さない」ように「整える」事で血液の流れを正常化させます。
  • 「コリ」固まってる筋肉に血液を十分に届ける事で「コリ」を解消へと導きます。
  • 血液が全身にしっかり巡るようになり、「神経過敏」という異常症状も正常化、最初に出ていたくすぐったさが消失します。
  • 血液から「酸素」「栄養」をしっかりと受け取る事ができた身体は健康へと戻ります。

これがローリング療法なのです。難しい専門用語を使わなければとても簡単に理解する事ができます。ローリング器という見慣れない器具を使っている為に、どうしても難しく考えてしまうのです。

ローリング療法とは人の身体のメカニズムに沿った自然な手技療法という事ができるのです。

何のためのローリング器なのか


  • 「どうしてローリング器を使うのか?」
  • 「ローリング器でないと駄目なのか?」

といった問い合わせ、疑問も沢山あります。

この問いに対する答えは

  • 「人の手では再現できない細かい加減(ドーゼと呼びます)を可能とするため」

となります。ローリング器は右手と左手の力をローリングの玉へと集約します。指先ではどうしても難しい力の集約と微調整を可能にするのがあのローリング器という訳なのです。療法士は大小様々なローリング器を身体の部位によってうまく使い分け、身体のメッセージを受け止めるのです。

「あ、こんなのなら僕にもできそうだ」と思われる方がとても多いのですが、実際にされるとよくわかります。一見すると、同じ事をしているはずなのに全く効果が違うはずです。そこが見よう見まねの単なる「コロコロ」と療法士による「力の集約」の違いといえるでしょう。

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